(旧)研究メモ

kennkyuumemo

【米国ビザ】面接に書類を忘れた

2019年よりL-1Bビザでアメリカに滞在しているが、2022年4月に日本へ一時帰国し、当選したH-1Bビザ取得のための面接に日本のアメリカ大使館に行く前日、ふと移民弁護士からもらっていた指示書を読んでいて書類不備に気がついた。

配偶者を連れて面接に行く場合、配偶者であることを証明する書類(婚姻証明(正しくは婚姻届受理証明書)or戸籍謄本)が必要であるが、すっかり自分のビザの必要書類だけに夢中になっていてそれらをアメリカの家に忘れてきてしまった。

大使館のヘルプページからメールアドレスを見つけ、その旨を連絡し面接予約自体をどうすればいいのかなどの指示を仰ぎながら、必死に自分でも調べていると以下のドキュメントを米国ビザ申請ページの中に見つけた。

www.ustraveldocs.com

これに依るとビザ申請が書類不備で却下された場合221(g)レターが発行され指示された方法で書類をあとから提出でき、きちんと準備して面接に持っていった書類たちはその間保管してくれるため、ビザ面接の一からのやり直しは必要なさそうだ。最悪面接料金をもう一度払おうと思っていたのでこの情報を知った時点でずいぶん安堵し、一旦面接のため翌日大使館へ向かった。

セキュリティチェックを抜け最初の窓口で持ってきた書類を渡して確認してもらう。ここで上記の配偶者を確認する書類が入っていないことを指摘された。あまり詳しいことを知っている素振りを見せずに、単純に「忘れてきてしまった」と伝えると、「面接官の指示に従ってください」とのことで面接のための待ち行列に向かうよう案内される。

しばらくして面接窓口に進み、書類を渡して勤めている会社名、ポジションの最低限の情報を聞かれるとそのまま「OKです、一週間ほどでパスポート返します」とあっさり面接が終わってしまい、夫婦で呆気にとられてしまった。

すでに少し触れたが、L-1Bですでにアメリカに滞在し、アメリカのIT企業で勤務していて、また奥さんもL-2ビザを持っているため、それで配偶者である証明として足りたのかもしれない。同じようにビザ面接前日になにか必要な書類を忘れてあたふたしている人のためになればと、文章に残すことにした。最悪ビザは却下になるかもしれないが、上記の通り221(g)レターと面接官の指示に従えばよいと腹をくくって、面接には行ってください。

最後に、面接が終わって次の日に来た、大使館への問い合わせへの返事をそのまま載せておきます。

面接に出席いただきました場合は、領事の指示にお従ってください。

当日の面接にお越しいただくことが出来ない場合、このまま欠席してください。 通常、欠席してから24時間以降再度予約することが可能となります。時間をおいて、プロファイルをログインし、面接の再予約をお行いください。

面接予約の変更は回数制限があります。予約を6回以上変更したり、予定した面接を受けなかった場合、再度ビザ申請料金を支払う必要があります。(変更を5回行い、6回目の面接に出席しなかった場合も含む)ご了承ください。ビザ申請料金を再度支払わなくてすむように計画をお立ちください。

息を止めてお金を稼ぐ

今年でシアトル滞在がまる2年経って、そういえば日本にもそれと同じだけ帰ってないんだけど、変わりなく過ごしてます。 この間友人とやりとりをしていて、「アメリカで働くのって息を止めて貯金するイメージ」と言われたのがけっこう個人的に刺さってて、ちょっと息を止めるっていうことに関して書き出してみようと思った。

おそらく一般的に異国で生活している外国人は(さらに言うと馴染み親しんだ土地から離れて暮らしている人は)、毎日でないにしても、それなりの息苦しさを感じて暮らしているものと思うけど、アメリカにおいてのそれは比較的「息を止める」くらいのニュアンスかもしれない。陸路の国境が開いてから、カナダのバンクーバーに車を運転して行ってみたのだけど、ひと息つけたと感じたので。カナダ(バンクーバー)とアメリカ(シアトル)を比較すると、カナダのほうが息苦しくはないようですね。

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アメリカからカナダに車で入る。シアトルからバンクーバーはたった2時間半。基本的に飛行機で行くより陸路のほうが審査がゆるい。高速道路の料金所のイメージで、車に乗ったまま短いやりとりをする。

基本的にこんなものは複合的な話なのだけど、理由付けをがんばってしてみようとするといくつか思い浮かんでくる。なによりもとりあえずアメリカは銃で撃たれて死ぬ可能性があるということ。あんまり以前出張で来ているくらいの時期には治安というものに対しての意識が薄かったのだけど、シアトルに越してきてから遭遇したダウンタウンマクドナルドでのマス・シューティング(複数の死者や被害者が出た銃撃事件)はやっぱり心情に与えた影響が大きかった。通りに面した窓際の電子パネルで注文していたら、その窓のちょうど向こう側でギャングが喧嘩を始めてお互いに銃を撃ち出したので、なかなかの際どい状況だったといまになっても思い出します。当時帰宅時間に差し掛かった頃で、バス停の近くだったからバスを待っている人もたくさんいて、たしか2人同じ会社の社員も流れ弾でケガをした。マクドナルドの店内側も流れ弾で窓が割れたり、全員で床に伏せたり叫んでいる人がいてカオスな状況だったけど、店の外のほうがやっぱり状況は悪くて、銃声が止んで逃げるために店の外に出たときに1人ドアの前に老人が仰向けに倒れていて、死んでるんだなってのがなんとなくすぐわかった。発砲が始まってから逃げ出すまでにたぶん2分も経ってないと思うけど、すぐにマシンガンを構えた警察が飛んできたのを店の外に見たときに、「こういう時すぐに警察って来るんだな」とか床に伏せながら考えていた。あと、そういう場所にいるしょぼいギャングが持っているような銃の銃声は、よくイメージするような銃の発砲音というよりは、プチプチを潰したときのような軽い「パン」という音がします。

こういうのは後から考えると自らの行動の軽薄さというか、アメリカの治安を舐めてたっていう話で、この事件が起こったマクドナルドがある場所はけっこう普段から治安が悪くて近寄らないほうがいいような場所だといろんな人から言われた。ただ治安含め街の状況はダイナミックに変化していて、その場所でそれくらいの規模の銃撃事件が起こるのは始めてとのことだった。この出来事はとにかく外を出歩くときの自分の意識を大きく変えたし、心のどこかに常にあって、少しずつなにかが蓄積されていっていて、息苦しく感じているような気がしている。(単純に外歩いてる時に微妙に力入れて歩いてたら息苦しいっていうのもあるかも。)どういう状況であれ、次に銃撃事件に出くわしたら日本に帰国するというのは決めている。バンクーバーでいくらかホッとしたのも、外でとりあえず銃で撃たれる危険性が少ないという事実がなんとなく意識にあったんだと思う。あと日本人めっちゃ見かけたし。

ホームレス。渋谷の高架下とかにもいたけど、アメリカのホームレスはとてもアグレッシブです。よく話しかけてくるし、話しかけてこなくても、なんらかの要求を書いた段ボールのプレートを掲げて立っている。これによって街を歩いているときに窮屈だと感じる。ただでさえ、渋谷で姿を見るだけでも居心地が悪くなるところ、さらにアメリカではこちらに向けて意思表示をしてきている。それに反応しないように、目を合わせないようにとか、なるべく近寄らないようにとか考えて街を歩く。これって窮屈ですよね。シアトルのホームレスは基本的にドラッグをやられているから、注射器を腕に刺していたり、ずっと叫びながら歩いていたり変な人が多いんだけど、COVID-19による影響はここに、以前普通だったんだろうなという人たちを足した。ホームレスのテント同士で普通に話していたり、日々の活動をしているような人たちに対して、いつもの(というのも変だけど)ホームレスに対するものとは別の感情を持ったりもして、なんというか、無視するのがいたたまれないような気持ちになったりもする。人と人は相互にやりとりをして分かり合うと満たされる感情があって、それが一方通行だったり理解できなかったりすると不安に感じるようになっている。クリスマスの日、横断歩道でホームレスとすれ違ったときに、「メリークリスマス」と言われ、「メリークリスマス」と返したとき、そう思いました。

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近所のホームレスキャンプ。この週シアトルは珍しく雪が降って、街からホームレスたちが消えていた。シェルターにでもいっていたんだろうか。

ホームレス問題とともに育って生きてきたアメリカ人たちは慣れている人も多いというか、そういった気まずい気持ちを避けるためにホームレスに車の窓から物を差し出したり、ある人はホームレスを人間ととらえず「現象」と見ていたりする。ホームレスの存在そのものになにかを感じるような人たちもいて、そういう人はダウンタウンから引っ越したりして自分の気持ちに対処している。シアトルは特にホームレスが多い街なので、他州から引っ越してきてダウンタウンに住んだけど、やっぱり郊外に引っ越そうかな、と話す同僚は少なからずいる。シアトルは家賃が上がり続けて、ついにうちも来年から月200ドルの値上げが行われるようだ。これに対して、「じゃあもっと安いところに引っ越そうかな」と思うわけだけど、この延長線上には、その「もっと安いところ」が存在しないような人たちがいて、ホームレスになっちゃうんだな、とか思った。 治安要素は他にもいろいろ細かい話があるけど、また今度。

その他にも、働いているときなんかに、個人主義ってのがしんどく思う人もいるかもしれない。特に日本人は協調性が高い(ように教育されている)人種なので。この点は実はけっこう快適に感じていて、むしろ自分より周りの方が人を助けるのが上手というか、助け合いながら働いている気がしている。自分は勝手にやること進めて帰る(オフラインになる)タイプなので、そういうスタンスが受け入れられるのはとてもありがたいです。蛇足だけど、Amazonの社訓*1の一つにオーナーシップというものがあって、ここには

They act on behalf of the entire company, beyond just their own team. They never say “that’s not my job."

というふうにあるけど、逆に「それ自分の仕事じゃないです」って言い続けるのは、アメリカの会社で平和に働く大事なコツです。(あと知ってることでも知らんふりするスキルも。) 中国人のよく働く同僚がいるんだけれど、彼は責任感が強いタイプで、技術職であるのにたくさんの非技術者から話しかけられるようなポジションにいるから、日中に人の相手をして、実際の自分の作業はその後夕方から始めて夜遅くまで働くような生活になってしまっている。それはかつて自分も経験してワークしないことを知っているので、いまは自分の評価(もとい給料)に大きく関わるような業務以外基本的に無視するようなスタンスをとっている(もちろんすぐ答えられるような質問は返すけど)。往々にして、そういうランダムな、日々を忙しくする仕事は、評判は上がるかもしれないけど評価(もとい給料)に大きな影響は与えない。また、頼まれる仕事を責任感からぜえぜえ言いながら全部こなして「しんどいです」と訴えても、仕事はすべてこなされているから、問題となりにくい。いっそ一日n時間(8以下の任意の自然数)しか働かないと決めて、実際に仕事がいくらか溢れるような状況を作り出すと、偉い人たちは「ああ困ったな。人を足そうか」という話になる。仕事では、こういう、しょうもないノウハウばかりがたまっていっています。

❀  ❀  ❀

息苦しさは感じつつ、アメリカに住むアドバンテージをなるべく享受するようにして(息継ぎして)バランスをとっている。いつまでこれを続けるのかわからないけれど、まあ、撃たれて死ぬ可能性があるっていう要素は、お金が稼げるとかそういう全てのアドバンテージを帳消しにするので、生きている間のどこかでは、ジメジメしてるけど世界一安全な日本に帰るんだろうなとかはどこかで思っています。 それにしてもバンクーバー、よかったな…

2021年よく聴いたTOP10アルバム (Apple Music調べ)

去年のもの↓。そういえば2021年の12月、Paramount TheaterにThundercatのコンサートに行ったけど最高でした。

2020年よく聴いたTOP10アルバム (Apple Music調べ) - (旧)研究メモ

1. Cavalcade (black midi)

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今年一番回数多く聴いたのはこのアルバムだった。彼らは2017年に結成されて2019年にSchlagenheimというアルバムを出したのだけど、去年そのアルバムをよく聴いていて(参照)、今年新作が出るというので楽しみにしていた。マスロック、ノイズ、ポストロック、プログレが混じった(マーズ・ヴォルタっぽいと去年言っていた)要素はそのまま、今作は曲の構成がよりしっかりしていていい意味でジャムっぽくない。いろんな音楽要素を拾いつつ彼らなりの芯があって音楽としてファーストアルバムより聴きやすい。

2. An Evening With Silk Sonic (Bruno Mars, Anderson .Paak, & Silk Sonic)

An Evening With Silk Sonic

An Evening With Silk Sonic

music.apple.com

普段ブルーノ・マーズとか聴かないんだけど、たまたま今年のグラミー賞をテレビで眺めていてその時初披露だったLeave The Door Openという曲がドハマリしてしまい、車でも家でも仕事中もずっと流していた。その後もちょこちょこ数曲ずつリリースはしていたが、アルバム出さないかなとずっと待っていてついに今年の後半に出たものがこれ。実際はSilk Sonicというグループ名で、アンダーソン・パークとブルーノ・マーズがメインのボーカルを務めている。見た目のスーツも相まって古き良きThe Temptationsの影響が濃い。聴いていて気持ちの良い曲ばかりで万人におすすめできる。

3. Feed Me Weird Things (Squarepusher)

Feed Me Weird Things

Feed Me Weird Things

music.apple.com

今年はこのスクエアプッシャーのデビューアルバムのリリースから25周年だったようで、リイシュー盤が今年は配信やLPでもリリースされた。このデビューアルバムはリフレックスレコーズというエイフェックス・ツインが始めたレコード会社からリリースされたため彼の影響が強い。トーマスジェンキンソンいわくこのアルバムの曲は10代から作ってためていた曲の中からエイフェックス・ツインが選んだものらしい。とにかくかっこいいアルバムだけど、仕事の邪魔もしないので仕事中にずっとかけていた。優れたベース奏者であるトーマスジェンキンソンがバンド形態で演奏しているバージョンもめちゃくちゃかっこよくておすすめ。

youtu.be

4. Bizarre Ride II the Pharcyde (The Pharcyde)

music.apple.com

去年めちゃくちゃはまったThe Pharcydeを掘っていて、今年はこのアルバムを随分繰り返し聴いたらしい。このアルバムのサンプリングの元ネタを集めてくれている↓の動画もイケてる。

youtu.be

5. LIVE IN STUTTGART 1975 (Can)

LIVE IN STUTTGART 1975 (Live)

LIVE IN STUTTGART 1975 (Live)

  • カン
  • ロック
  • ¥2139
music.apple.com

カンのライブアルバム。ダモ鈴木が脱退して、ボーカリストがいない編成でのライブなのでほぼ即興演奏で1曲20分くらいやっている。曲の長さの割に再生回数がここまで多かったということはたぶん聴いていた時間はこのアルバムが一番長そう。カンに関しては好きすぎて別で文章を書いた。

6. K.G. (King Gizzard & The Lizard Wizard)

K.G.

K.G.

music.apple.com

メルボルンで結成されたサイケデリックロックバンド。リリース頻度が異常で、2021年はこれと別にL.W.というアルバムもリリースしていたが、個人的にはこっちのほうが好み。ジミヘンとかクリームとかのブルースっぽいサイケというよりは、ガレージ・ロックっぽい、Thee Oh Seesとかと一緒で音の多さを使って陶酔させてくるタイプ。ドラムが2人いるんだけど、フレーズは完全に同じものを叩くのでなんでいるのかはわからない。けど、たぶん一人だったらこの感じは出ないんだろうな。

7. Talk Memory (BADBADNOTGOOD)

Talk Memory

Talk Memory

  • BADBADNOTGOOD
  • ジャズ
  • ¥1375
music.apple.com

ジャズは結局その最盛期の60年代くらいまでのものがいいだろとか思っちゃいがちで、最近のほとんどのバンドが、かっこいいけど100点じゃないんだよな…という感想を持っていたけど、BADBADNOTGOODは彼らのオリジナリティをそこらかしこに感じることができる。それをうまく消化できていなくて(ロックっぽい)インストバンドとジャズバンドの間くらいに勝手に位置づけているのだけど、今年出たこのアルバムはもっと映画っぽいというか、LPを買ったときにレコード屋の店主はscenicって言ってたんだけど、その表現がよく合っている。そのせいでまた余計わからなくなっているけど、結局気に入って何回も聴いているのでそれがオリジナリティなんだろう。

8. TAWINGS (TAWINGS)

music.apple.com

東京を拠点に2016年に結成された3人組バンド。多分今年はサイケが好きで(去年はブラックミュージックだった)、ゆったり飛んでる気分になれる一曲めのStaticsが好きでよく聴いていた。シューゲイザーまでいかないけど空間系のギターサウンド聴きてゆらゆらしたいなってなったらこれ。

9. Strides (Nariaki Obukuro)

music.apple.com

シンプルに歌が上手なんだけど、それ以上にリズム感と音作りがツボ。落ち着いてるけど飽きない感じで、夜の東京で聴くと癒やされそうな雰囲気。めっちゃ聴いたけどシアトルの夜にはちょっと合わなかった。もう少し都会ならいいのか?とも思ったけどたぶんニューヨークにも合わない。ヨーロッパとかのほうが合いそう。

10. Loving In Stereo (Jungle)

Loving In Stereo

Loving In Stereo

  • Jungle
  • エレクトロニック
  • ¥1528
music.apple.com

Jungle、出すアルバム全部いいんだけど今年出たこれもよかった。いろんな音楽が混じっている。black midiはロックのごった煮(いい意味)だけどこっちはそれ以外のR&B、ファンク、ソウル周辺。いろんなタイプの曲があるんだけど、一発でこれはJungleだよねってなる。とりあえず聴いていて楽しい。

AWS SDK (boto3) でIAM roleをchainしたい

  • Account A: IAM User A, IAM Role A
  • Account B: IAM Role B

という状況で、IAM User A → IAM RoleA → IAM Role BとAssumeしてIAM Role Bの権限でなにかをしたいとき、AWS CLIだと ~/.aws/credentialsで、以下のようにsource_profileをつなげていくことで実現できる。

[iam_user_a]
aws_access_key_id = ....
aws_secret_access_key = ....

[iam_role_a]
role_arn = arn:aws:iam::000000000000:role/iam_role_a
source_profile = iam_user_a

[iam_role_b]
role_arn = arn:aws:iam::000000000000:role/iam_role_b
source_profile = iam_role_a

というのは探すとけっこう出てくるのだが、これをboto3でやりたいという欲求を満たしてくれるものがぱっと探したところ見つからなかった。

Switching to an IAM role (AWS API) - AWS Identity and Access Management

こちらの公式ドキュメントでも、Pythonを使った一段AssumeしてるサンプルをあるもののChainに関しては

You can also use role chaining, which is using a role to assume a second role.

とだけ書いてある。 結局自分がやったのは愚直にこれを繰り返すというもので、IAM User AでAssumeしたIAM Role Aのtemp credentialを使ってIAM Role Bを新しくAssumeし、またそれでゲットしたIAM Role Bのtemp credentialsを使ってなんらかAWSサービスのクライアントを呼び出す(以下の例ではs3)。

# Assume IAM Role A using IAM User A
sts = boto3.client('sts', aws_access_key_id=aws_access_key_id_iam_user_a,
                   aws_secret_access_key=aws_secret_access_key_iam_user_a)
acct = sts.assume_role(
    RoleArn='arn:aws:iam::000000000000:role/iam_role_a',
    RoleSessionName="iam_role_a"
)

# Retrieve credentials from IAM Role A
aws_access_key_id_iam_role_a = acct['Credentials']['AccessKeyId']
aws_secret_access_key_iam_role_a = acct['Credentials']['SecretAccessKey']
session_token_iam_role_a = acct['Credentials']['SessionToken']

# Assume IAM Role B using IAM Role A
sts_assume = boto3.client('sts', aws_access_key_id=aws_access_key_id_iam_role_a,
                          aws_secret_access_key=aws_secret_access_key_iam_role_a,
                          aws_session_token=session_token_iam_role_a)
acct_assume = sts_assume.assume_role(
    RoleArn='arn:aws:iam::000000000000:role/iam_role_b',
    RoleSessionName="iam_role_b"
)

# Retrieve credentials from IAM Role B
aws_access_iam_role_b = acct_assume['Credentials']['AccessKeyId']
aws_secret_iam_role_b = acct_assume['Credentials']['SecretAccessKey']
session_token_iam_role_b = acct_assume['Credentials']['SessionToken']

# Create a S3 connection with IAM Role B
self.s3 = boto3.client('s3', aws_access_key_id=aws_access_iam_role_b,
                       aws_secret_access_key=aws_secret_iam_role_b,
                       aws_session_token=session_token_iam_role_b)

2020年よく聴いたTOP11-25アルバム (Apple Music調べ)

2020年よく聴いたTOP10アルバム (Apple Music調べ) - (旧)研究メモ

の続き。REPLAY 2020プレイリストには100曲入っているけど、それをアルバム単位に分けると25アルバムになった。

11. Workshop 2 (ORGE YOU ASSHOLE)

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クラウトロックの雰囲気が感じられるため学生時代からよく聴いてる日本のバンド。彼らはスタジオアルバムをライブでアレンジするため同じ曲でも別物となる傾向があり、そのライブバージョンをライブアルバムとして別でリリースしているのが「Workshop」とタイトルがついたアルバムたちである。ずいぶん前の1stアルバムから「タニシ」がこのアルバムに入っていて、いまのオウガユーアスホールがこれをとてもいい感じに演奏してくれていて、繰り返し聴いた。

12. Free Nationals (Free Nationals)

Free Nationals

Free Nationals

  • Free Nationals
  • R&B/ソウル
  • ¥1528
music.apple.com

Anderson .Paakのライブ・バンドだったメンバーが、Free Nationalsとしてセルフタイトルのアルバムを出した。内容は王道の古き良きファンク+R&Bというかんじで、このジャンル自体が好きであれば絶対に気に入るアルバム。「"Beauty & Essex (ft. Daniel Caesar, Unknown Mortal Orchestra)"」は参加アーティストも全部好きだったので一番よく聴いた曲。

13. Ego Death (The Internet)

Ego Death

Ego Death

  • The Internet
  • R&B/ソウル
  • ¥1630
music.apple.com

2015年のThe Internetのアルバム。クールなR&BというイメージのThe Internetのアルバムでは一番好きで、よく聴いている。

14. Black Messiah (D'Angelo and The Vanguard)

Black Messiah

Black Messiah

music.apple.com

超名盤アルバムだけど、前記事で述べたようなドラミングへの趣味の変化から改めてよく聴いてみていた。「The Charade」がお気に入り。(これを機にLPも買ったけど、2枚組のLPってひっくり返すの面倒になるのであんまり聴かなくなる…)

15. Blonde (Frank Ocean)

Blonde

Blonde

  • フランク・オーシャン
  • ポップ
  • ¥1528
music.apple.com

いまだに繰り返し聴いてるアルバムで、以前のChannel Orangeよりはアルバム通して聴くことが多い。そのため、曲単発で聴くことが多かったChannel Orangeよりは聴く回数が少なかったみたい。

16. To Pimp a Butterfly (Kendrick Lamar)

To Pimp a Butterfly

To Pimp a Butterfly

  • ケンドリック・ラマー
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1120
music.apple.com

再生回数で上から並べるとこの中位あたりはやっぱり普遍的な名盤が多くなるようだ。どこをどうとってもかっこいいアルバムなんだけど、曲単位でいうと「For Free?」を一番聴いている。この曲のケンドリック・ラマーのラップめちゃくちゃかっこいい。

17. Schlagenheim (black midi)

music.apple.com

実はあんまり知らなかったんだけど、レコード屋でBGMとしてかかっててかっこよかったので店員さんに聞いてみて買ったアルバム。ポストロックな感じ、Mars Voltaな感じもあるけど、よりシンプルにかっこいい。

18. American Love Call (Durand Jones & The Indications)

American Love Call

American Love Call

  • Durand Jones & The Indications
  • R&B/ソウル
  • ¥1528
music.apple.com

2019年の、R&B/Soulなアルバム。出だしの「Morning In America」が、アメリカで生活しながら聴くと染みるものがある。でも再生回数的には、一番聴いたのは「How Can I Be Sure」。ゆったりしててダンスにも合いそう。

19. Black Pumas (Black Pumas)

Black Pumas

Black Pumas

  • Black Pumas
  • R&B/ソウル
  • ¥1528
music.apple.com

これも2019年のR&B/Soul。グラミーにもノミネートされている。まずジャケがかっこいい。あと、なんでこの人こんなに歌がうまいんだろう?って「Colors」を聴きながら思っている。

20. 素顔の私 (八神純子)

music.apple.com

前記事に書いたように、スピーカーをいいものにした結果よく聴くようになったジャズと同様に、この80年代周辺の日本のポップスをよく聴いた。音質が良い。歌も瑞々しくて、ジャコパス風ベースと一緒に歌っている「夜間飛行」がお気に入り。

21. Tranquility Base Hotel & Casino (Arctic Monkeys)

music.apple.com

賛否分かれそうだけど、LPで聴くとめちゃくちゃよくて(1枚で収まってるのも高評価)、個人的にはArctic Monkeysで一番よく聴いているアルバム。

22. House of Sugar (Alex G)

music.apple.com

Alex Gの曲は聴いてるとおだやかで平和な気持ちになるけど、これも(ジャケ含めて)そういう感じで好き。LPも買った。車で聴くというよりは家で聴くイメージ。

23. Fishing for Fishies (King Gizzard & Lizard Wizard)

Fishing for Fishies

Fishing for Fishies

music.apple.com

このバンド、多作なので聴くアルバムがバラけてるんだけど、一番聴いたのがこのアルバム。たぶん今年はファンクな気分で、一番マッチしたんだと思う。

24. Time Stood Still (Bob Moses)

Time Stood Still

Time Stood Still

  • Bob Moses
  • ジャズ
  • ¥1528
music.apple.com

Bob Mosesは落ち着いた4つ打ちを夜に聴くことが多いんだけど、このアルバムの「Falonious Thunk」はそれとはけっこう雰囲気が違って、なぜか車で聴くのが好きだった。

25. Freedom Is Free (Chicano Batman)

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これはLPの盤自体の柄が絶妙にいい感じで(買うまで知らなかった)、まずそれを見たいがためにスリーブから出して聴くことが多かった。そんなふうに年中LPでは聴いていたけど、ストリーミングでは今年前半によく聴いていた記憶がある。

はじめての海外生活の話

ワシントン州シアトル市のバラードという地域に住むようになって1年くらい経った。 このバラードという場所はシアトルのダウンタウンから北に車で10-15分ほど、レイクユニオンからエリオットベイに流れ込む川を一つ渡ったところにあって、NW Market Street沿いに小さめの商店が集まって中規模の街を形成している。そのままエリオットベイにも面しているため、中心部から少し西へ行くとビーチと公園(ゴールデンガーデンズパークというすごそうな名前)があり、スカンジナビア半島からの移民が多かった歴史からノルディック文化博物館があったり、また一つ一つの商店が小洒落ているため、観光地とまではいかないまでもシアトル周辺の地域から訪れる人も多い。狭い範囲にレコード屋が2つあって、またスーパーも近く、会社への通勤が比較的楽そうだし(ダウンタウンからバスが2路線出ている)、栄えているのにホームレスをあまり見かけない、ということで住むところとして選んだ。ダウンタウンとバラードの間の橋は可動橋で、たまに大きな船が川を横断するために橋が上がって、しばらく待つ必要があるのが玉にキズではある(これに引っかかると通勤時間が15分くらいで済むところから20分くらいに長くなる)。
ベイエリアを筆頭としてグーグルやフェイスブックなどの巨大なIT企業がオフィスを構える都市は家賃が高いというのがもはや常識となっているけど、もちろんシアトルも同様で、それに含まれるバラードも、ダウンタウンの中心部ほどではないけどそれなりの値段がする。なんとか安くて広い部屋を見つけ、そこに住んでいる*1

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毎週日曜日に開かれるバラードのファーマーズ・マーケット。コロナ禍前なので人も多い。

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1979年からバラードで営業している(た)Bop Street Records。(新型コロナウイルスによる影響で今年6月に閉店してしまった。)

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バラードにあるもう一軒のレコード屋。こちらはまだ営業している。

シアトルにおける移動手段としてバスはけっこう便利で、昼間でも15分に一本くらいは来るし、朝や夕方の通勤時間はもっと頻度が高い。もちろん決められた時刻に来るというよりは、なんとなくそれくらいの間隔で走っているという感じなので、同じバス停に同じ行き先のバスが2台いっぺんに来てしまうことも珍しくない。バスに乗るためには現金か、ORCAカードというSUICAみたいな、現金をチャージしておけるカードをタッチして機械に読み取らせることで乗る(この手のカードが〜CAという命名規則を持っているのは日本だけではないようだ。(たぶん偶然))。自分が勤めている会社では乗り放題のORCAカードをもらえるので、このカードが使える公共交通機関を使う限りは通勤に費用がかからない。とてもありがたい。駐車料金も月にいくらまでという上限はあるが経費精算できるので、気が向いたら車でオフィスに行ったりしていた。特に今年の1月末に、ダウンタウンの3rd Street(とPine Streetの交差点)のマクドナルドで銃撃事件に巻き込まれてから*2は、なんとなく人混みを避けたくて車で行くことが増えていた。

去年の末に日本からシアトルに国をまたいで引っ越したものの、テンションとしては東京から地方都市に引っ越した程度のものだった。それは、すでに何度か日本で働いているときにも少なくない頻度で出張で来ていて土地勘があるというのも大きかったし、そもそも日本とアメリカ都市部での暮らしの違いは大してないだろうと思っていた。だいたい当たっていて、大学生がインドで人生観を変えられるほどの衝撃はまだ受けていないし、毎日働いていても、それは日本で同じ対象を相手に働いている時と大差はない。日常生活を、人々が秩序に沿ってそれぞれ普通に生活している限りは、その「普通」はここと日本とではそこまで変わりはない。海外で働くというのは未知の部分が多いように感じられるが、自分に関していえば似たようなことをそのままやっているだけなので大した変化はなかった。
もちろん細かいことで違ったり違和感があったりなんだかなあと感じることは日々ある。オフィスに行くと従業員の飼い犬たちが歩いていてびっくりするし*3、自分の言語能力的に、日本人を相手にするよりも依頼内容を伝えるときにより詳細に伝える努力をする必要があったりする。
ただ、なんとなく住む国変えてみたらなにか変わるだろうと思っていた期待に対して言うと、そこまで何も変わりませんでした。

業務を英語で行うことは、日常生活を英語で行うよりも簡単で、特に文章を書いてプロジェクトの提案を行う体裁をとっている弊社では、仕事をすすめる上でそこまで(言語的に)困ることはなかった*4*5。むしろそういった意味で困るのは、ランダムな内容の雑な英語が高速で飛び交う、チームでのレクリエーションのような場面だった。 通勤もしなくなって随分経つが、自分のような仕事をしているととても楽で、毎朝9時から10時の間に起きて(目覚ましをかけないとだいたいこの時間に自然に起きる)、おもむろに机に座ってメールやチャットを返して、ミーティングがあればミーティングに出て、なければ適度にだらだらしながらやることだけをやったら、午後6時には晩ごはんを食べてのんびりしている*6。自分が関わる人たちの範囲内では、アメリカにいる人たちのほうが長時間(メリハリをつけて)働く傾向にあるので、これに時々付き合わなければならなかったりもするけど、一年のうちそういった時期も限られている。

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チームメイトの飼い犬。仕事中一瞬でも暇そうにすると絡んでくる。

ひとつ、日本と大きく異なる点として、都市部の治安が顕著に悪いことは触れておいたほうがいいように思う。年初に遭遇した銃撃事件もそうだけど、特に新型コロナウイルスに影響を受けだしてからは、シアトルでもご多分に漏れず失業者が増えた。それに伴って、ホームレスの数も以前の倍以上見かけるようになった。ダウンタウンの北部、スペース・ニードル近くのデニーパークは一見キャンプ場になっているし、バラードも、はじめはホームレスをあまり見かけないという理由で選んだものの、今では毎日の散歩(レコード屋まで大通りを直線で往復1キロちょっと歩く)の道中、数人ホームレスが寝ている横を歩かないといけない。住んでいるアパートの部屋は大通り(NW Market Street)に面しているが、夜中にラリったホームレスが叫んでいるのがたまに聞こえてきたりする。
ホームレスという存在が、ただ家がなくて道で寝ているだけのものであるならそこまで危険性がないような気がするけど、シアトルにおいてホームレス問題はドラッグ問題とセットになっている。ダウンタウンから南に位置する中華街に向かうと、パイオニアスクエアと呼ばれるエリアがあり、そこでは(もともと)ドラッグの売買が昼間から普通に行われていて、たくさんのホームレスのたまり場になっている。その近辺では通行人への暴行事件が頻繁に起こる。そういったホームレスたちが、ダウンタウンの限られたエリアから外にも分布するようになってきていて、それはバラードでも、さっき言ったような叫んでいるホームレスがいたり、バラード特有の粋な町並みの庇の下の道路にはホームレスが転がっていたり、そのホームレスがドラッグが入った袋を持っていたり、通行人がすれ違いざまに袋のやり取りをするという典型的な光景を見かけたりする*7
ただし、すべてのホームレスがそういう危険人物たちであるかと言われるとそうではない点を付け加えておく。高速道路沿いに立って「Help me if you can」と書かれたプラカードを掲げていたり、道を歩いている人にただお金を無心しているような普通?のホームレスもいたりする。こういったホームレスたちに対して、住民はそのときに持っているなにか余っているもの(水のペットボトルなんか)を渡したりする。このホームレスの問題は特にシアトル市にて根深いが、一旦東のベルビューやカークランドといった別の市に行ってみると(車で30分程度しか離れていない)、ダウンタウンであってもホームレスはさほど見かけない。
新型コロナウイルスはシアトルでホームレスをたくさん増やして治安を悪化させることになったけど、一方の自分は毎日家で働くという生活に(強制的に)シフトして、そこまで外を出歩かず、ダウンタウンにも近寄らなくなったので、1月の銃撃事件が起こったあとは危ない目にあうことはなくなった。ただ、その事件以降、日本の街を歩いているときには気にする必要もなかった身の安全を、微妙にだけど常に気にしながら外を歩くようになったのは自分にとって変化だったと言えるかもしれない。

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銃撃事件があった3rd&Pineのバス停でバスを待つ。普段から雰囲気はそこまで良くない。

家で仕事をするようになったから、当たり前だけど家に滞在する時間が増えて、机*8やモニタ*9を買って自宅で仕事をするための環境を整えたり、本や音楽を以前よりも大量に消化するようになった。日本にいたころは部屋が狭くてノートパソコンをソファに寝転びながらいじっていたけど、きちんとした机と椅子で同じ作業をすると疲れにくいんだなという当たり前のことに気づいたり、部屋が大きくなったからという理由で奥さんを説得して買ったスピーカーに毎日感動していたりする。音響がよくなると、録音がきちんとされた音源しか聞かなくなっていってしまうのがジレンマではあるけど、JBLのスピーカーの利点を活かしてジャズを新しくよく聴くようになった。他にもいわゆるブラック・ミュージックと呼ばれる音楽群と、日本の80年代から90年代のポップスは音質が良くて、またこのスピーカーにもよく合うためいつも聴いている(山下達郎とか、八神純子がおすすめ)*10

日本のテレビやニュースは、意外とYouTubeVPN越しにアプリを利用することによって不自由なく見ることはできる。ただそれはこれまでのように受動的に流れるものではなく、こちらから番組を選んで見るものとなったので、流行をきちんと追えているかと言われるとそうではない。とにかく、有吉の壁だけは毎回きちんと見ている。

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ずっと欲しかったJBL4312系スピーカーを購入。中古なので、実はこの前に使っていたDaliのスピーカー(上に乗っている)のほうが高かったりする。ジャズがよく鳴る。

あまり外出をしないまま1年と少しが過ぎてしまったけど、シアトルとその周辺は日本人にとって、アメリカの都市の中ではとても住みやすいと思う。日本人の料理人も多くいるため、質の高い日本食は食べられるし(特にシアトルは海産物がおいしいので、寿司がとてもおいしい*11)、日本食が手に入るスーパーもある。ベルビューなど少し離れた場所に行くと日本人のコミュニティもあると聞く。冬の間は雨や曇りの日が多い傾向にあるけど、なぜか今年はそこまで降っていない。一年通して湿度が低く、春から秋にかけては気持ちのいい青空が続く。夏も30度を超えた日は数日しかなく、朝晩は冷えるので、半袖だけで外出したことはこの夏はなかった。すべての人にとって、夏のシアトルは一回体験してみる価値はあると思う。自分は、毎週のように車で少し行ったところにあるグリーンレイクに行って、一周1時間ほどの散歩道を歩いたり、いつも2面ほどあいている芝のサッカーグラウンドでボールを蹴ったり、周辺にあるギリシャ料理屋で弁当をテイクアウトして、公園でのんびり食べたりして過ごした。

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グリーンレイクでピクニック。これでも午後7時過ぎ。緯度が高いので夏は日没が午後9時近くになる。

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湖で泳ぐ近所の少年たち。

東京は娯楽も知り合いも多くて楽しい土地だったけど、人の多さにあまり馴染めなくて、例えば、目黒から渋谷まで通勤ラッシュに巻き込まれてしまったときは、(2駅しか離れていないにも関わらず)5−6本電車を見逃してから、最終的には諦めて歩くなどしていたし、興味深いものを売っているお店がたくさんあったとしても、混雑していて入る気にならなかったり、周りの人にぶつからないようにまっすぐ歩けないという状況が小さく積み重なって苦痛だった*12。そういった意味ではシアトルは人口が100万人いかないくらいで、道も広く、車移動が基本なのでそういった苦痛はまったく感じなくなった。日本にいた時上司と住む場所に関してよく相談をしていて、住み慣れた関西のどこかから働くのもアリだともなっていたけど、また別の選択肢としてシアトルもタイミングよくあがってきたから、少し前に言ったような、地方都市に引っ越すような軽い気持ちで来てみようと思った。大学に入ってから、京都、神戸、大阪、渋谷に住んできたけど、神戸の次くらいには、シアトルは気に入っているしいい街だと思う。

シアトルで色々なところにはじめて行ったと両親に報告するたび、実はそこにはかつて(25年前くらいに)連れて行ったことがあるという返事をもらう。はじめての海外生活とは書いてみたものの、テクニカルには初めてではない。ただあまりにもそれは昔のことでそもそも覚えていないし、自分で生活をするという意味でははじめてであることは間違いないので、そういうことにしている。

*1:900スクエアフィート(80平米くらい)の1ベッドルームに2,200ドルちょっとくらい払っている。

*2:https://www.seattletimes.com/seattle-news/crime/third-and-pine-shooting-suspects-charged-with-murder-and-assault-prosecutors-request-they-be-held-without-bail/

*3:訓練された犬であれば一緒にオフィスにきても大丈夫

*4:一応、毎日単語の勉強はしています

*5:こみいったややこしい話を伝えるときに、英語を考えながら伝え方も考えていると、脳みそがオーバーフローしてしまうことはよくある。脳みその容量は有限で、同時に2つの処理を走らせると簡単にそれが詰まってしまうというのは、英語で仕事をしているときの最大の気づきかもしれない

*6:首にならない最低限でよければ、悪名高いブラック企業の弊社でもこういう生活ができる

*7:https://www.seattletimes.com/seattle-news/homeless/ballards-homelessness-quadrupled-last-year-and-anger-is-spilling-over/ により詳しく様子が書かれている

*8:https://www.flexispot.com/electric-height-adjustable-desk-with-bamboo-top

*9:https://www.amazon.com/dp/B07MKT2BNB/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_yYs7FbRFK0JZ7

*10:その他 https://okihayashi0710.hatenablog.com/entry/2020/12/31/083637 参照

*11:https://shiros.com/

*12:深夜、恵比寿から代官山を掠って桜丘町の自宅まで歩くのはめちゃくちゃ好きだったけど

2020年よく聴いたTOP10アルバム (Apple Music調べ)

去年気づいたけど、iTunes(いまはMusicだっけ?)にREPLAYというプレイリストが勝手に作られていて、これはその年によく聴いた曲が入っている。基本的に音楽はアルバムで聴くので、アルバム単位で、再生回数が多い順に10個並べて記録した。2020年に再生回数が多かったという条件だけなので、2020年リリース以外のものももちろん入っていた。

1. It Is What It Is (Thundercat)

It Is What It Is

It Is What It Is

  • Thundercat
  • R&B/ソウル
  • ¥1528
music.apple.com

今年一番聴いた(らしい)アルバム。ThundercatはDrunkで知ったパターンだけど、今回のアルバムは前よりもスムーズで通して聴きやすかった。仕事中に何周も聴いていたと思うし、アルバムが発売されたとともにLPも買った。一番よく聴いた曲は「I Love Louis Cole」、次いで「Interstellar Love」、その他続く、という感じ。

2. Channel Orange (Frank Ocean)

Channel Orange

Channel Orange

  • フランク・オーシャン
  • ポップ
  • ¥1069
music.apple.com

ずっと気に入ってるFrank Oceanのアルバムで、これはどちらかというと以前からずっと好きな特定の曲を、今年も引き続き何度も聴いたパターンだった。「Thinkin Bout You」と、「Super Rich Kids」。

3. "Four" & More (Miles Davis)

music.apple.com

今年前半にJBL4312Aを購入したことが大きなきっかけとなって、以前よりもジャズをよく聴くようになった。その中でもこのMiles Davisのライブアルバムは、原曲のテンポからかけ離れた速いテンポで緊張感を持ちながら突き進む演奏となっていて、King Crimsonの「USA」を連想させるロックなアルバムだった。そのため、LPだけでなく車や仕事中にもストリーミング再生していた。

4. Notes On A Conditional Form (The 1975)

music.apple.com

今年の前半最後あたりに発売されたアルバム。LPも予約して買ったけど、意識高い彼ららしく再生された段ボールのような素材のジャケットとなっていた(デザインも違う)。意識が高いので、一曲目のいつものThe 1975という導入曲は、グレタのスピーチが使われている。ひとつ前の「A Brief Inquiry into Online Relationships」が彼らの最高到達点なのではと思っていたけど、こちらのほうがさらに良かった。曲単位でいうと「Roadkill」が一番のお気に入り。

5. Live Vol. 1 (Parcels)

music.apple.com

これも今年発売のParcelsのライブアルバム。上に挙げたMiles Davisのライブとは違って、スタジオで大人しく録音されたものだけど、タイトめなリズムに、ギターのカッティングが気持ちよくてノリやすい。YouTubeにフルで映像もあるし、LPでも何回も聴いたので実は一番聴いた回数が多いかもしれない。

6. Apollo XXI (Steve Lacy)

Apollo XXI

Apollo XXI

  • Steve Lacy
  • ポップ
  • ¥1528
music.apple.com

The InternetというR&Bバンドのギタリストのソロアルバム。アルバムとして流れで聴いたときに完成度はそこまで高くないと思うけど、「Playground」が良すぎて何回も聴いたお気に入り。普通にこの曲はターゲット(スーパー)にいてもかかっていたりしたので、一般的に人気があるようだ。

7. Things Fall Apart (The Roots)

Things Fall Apart

Things Fall Apart

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The Rootsの過去の名作。年齢的に自分も大人になってきて、メタルやハードロックのような速いテンポのテクニック重視のドラミングより、ゆったりした8ビートをいかにかっこよく叩くかという方面に興味をそそられるようになった。そこでJ DillaやD'Angeloの「Voodoo」を聴き込んで行った先にQuestloveいいなとなって、The Roots(の特にこのアルバム)を聴いていた。乾いたドラムの音が最高に気持ちが良い。

8. Labcabincalifornia (The Pharcyde)

Labcabincalifornia

Labcabincalifornia

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上のThe Rootsと同じ流れで気に入ったThe Pharcydeのアルバム。「Runnin'」は以前もよく聴いたヒップホップの名作だけど、今年、アルバム通して何回も聴いてみても発見が多かった。特に一曲目「Bullshit」から「Runnin'」までの4曲は、なにかをしながら聴いていてもよく手が止まって聴き入っていた。

9. Changes (Neal Francis)

Changes

Changes

  • Neal Francis
  • ロック
  • ¥1528
music.apple.com

今まで挙げたものってアメリカの音楽の中でもブラック寄りなものばかりだったけど、この手のもう一方のアメリカ音楽もよく聴いた。カントリーな雰囲気も感じられるアメリカのロック。

10. folklore (Taylor Swift)

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特にフォローしているわけではないTaylor Swiftが突然アルバムを配信していて聴いてみたら過去最高作だった。そもそもジャンルがこれまでのPopではないAlternativeだし、調べると自分が好きなThe NationalのAaron Dessnerがプロデューサーとのことで納得。全曲通してずっと聴けるのでLPもめちゃくちゃ探して買った。一曲選ぶなら「the last great american dynasty」。

一旦10個上から並べたのでここまでにしておいて、続きを別のところに分けた( 2020年よく聴いたTOP11-25アルバム (Apple Music調べ) - (旧)研究メモ )。 あと、これはあくまでストリーミングの再生回数のみを参考にしているので、LPだったりその他の手段でよく聴いたものも挙げたい。