(旧)研究メモ

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2023年よく聴いたTOP10アルバム (Apple Music調べ)

2023年にもいくつかコンサートに出かけた。Wilcoは初めて観たのだけど、非常によかった。最低限のMCでサクサク進むクオリティの高いライブ。なぜか帰りに「めちゃくちゃよかったですね〜」と日本の方に声をかけられた。

そこから間髪入れず1週間後とかに行ったDeath Cab for CutieとPostal Serviceの周年記念は、それぞれ盛り上がる曲調ではないと思っていたのに、彼らの地元ということで、めちゃくちゃ盛り上がっていた。

www.seattletimes.com

2022年のものは以下。

2022年よく聴いたTOP10アルバム (Apple Music調べ) - (旧)研究メモ

1. e o (cero

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ceroの楽曲でよく見られる複雑なリズムパターンは抑えめに、全体的にスムーズに進んでいくアルバムなのだが、楽曲の自己主張の塩梅が個人的にちょうど良くて、一曲一曲のメロディも心に残るし、アルバム全体としてよくまとまっている。なによりもまず聴きやすくていつの間にかアルバムが終わってしまっていて、何度も繰り返し聴くことになった。

2. A Tribute to Ryuichi Sakamoto - To the Moon and Back (坂本龍一

A Tribute to Ryuichi Sakamoto - To the Moon and Back

A Tribute to Ryuichi Sakamoto - To the Moon and Back

  • 坂本 龍一
  • エレクトロニック
  • ¥2139
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サンダーキャットもメンツにいるトリビュートアルバムなので発売した時にレコードも買っていたのだけど、お亡くなりになられたということもあって再度聴き返していた。特に今年は新しく一軒家を買って完全に仕事用の自室がひとつでき、Sonosのスピーカーを両端に配置した環境で、出だしのWALKERなどかけると本当に人が歩いているようで、臨場感がものすごかった。

3. Undercover: Live at the Village Vanguard (Live)(Kurt Rosenwinkel

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今年はギタージャズにはまっていて、他にもウェス・モンゴメリーみたいな王道のミュージシャンもいる中で特に聴いていたのがこのアルバムだった。特に奇をてらったアルバムではなく、あくまでシンプルな曲調なのだがその枯れた感じと、温かいギターの音色が落ち着きます。

4. My Back Was a Bridge For You To Cross(ANOHNI)

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このアノーニというアーティストは知らなかったのだけど、性別がわからないような印象的な強いボーカルがシンプルな構成のバンドサウンドの中で際立っている。少し初期のビョークの曲を思わせるようなテイストだけど、もっとオルタナ寄り。全体的にギターの音がめっちゃいいんだけど、特に2曲目のGo Aheadはシビれる。

5. Closing Time(Tom Waits

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嗄れ声になる前のトム・ウェイツの最初期のアルバムで、聴きやすい、トラッドでアメリカンって感じの渋いやつ。冬のシアトルで聴くとめちゃくちゃ情景と合う。歌詞眺めながら聴くのがよい。また、トム・ウェイツのアルバムに因んで名付けられたバーは外れがないことが知られている。

Bar Martha, Tokyo, where the customer isn’t always right | Japan holidays | The Guardian

6. Wilkes(Sam Wilkes)

Wilkes

Wilkes

  • サム・ウィルクス
  • ジャズ
  • ¥1528
music.apple.com

ジャズベーシストが作る曲やアルバムは基本的に好きなのだけどこれもよかった。服屋とかでかかっていたら立ち止まって聞き入ってしまいそうな感じ。ゆったりとしたリズムの裏で、トランペットやベース、各パートがうねうねしている曲が個人的に好みなのだと思う。日本にもたまにライブに来ているらしいので日程があえば一度行ってみたいところ。

7. Godbreath Buddhacess(舐達磨)

GODBREATH BUDDHACESS

GODBREATH BUDDHACESS

  • 舐達麻
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥2444
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日本語ラップというものに無頓着だったのだけど舐達磨はトラックがめちゃくちゃかっこいい。アフロディーテギャングとかよくわかってないけど、とにかく曲がかっこいい。

8. Desire, I Want to Turn Into You(Caroline Polachek)

Desire, I Want to Turn Into You

Desire, I Want to Turn Into You

  • キャロライン・ポラチェック
  • インディ・ポップ
  • ¥1528
music.apple.com

これはけっこう年初に出たアルバムで、けっこうハマってこれは今年のベストだな、、とか言っていたのだけど、腹から声を出すハリのあるボーカルが少し最終的に食傷気味になってしまった。アルバム自体はめちゃくちゃよいので、いまだに聴くとめちゃくちゃ刺さるのだけど、繰り返し何度も短期間に聴くかというとそうではなかった、という話。

9. Son of a Gun(SANABAGUN.

Son of a Gun

Son of a Gun

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もう10年近く前になるけど、まだ自分が渋谷の会社で働いていたときに、渋谷の街でストリート演奏をしていたバンド。おしゃれで踊れる感じだけど渋い。特にドラムの乾いた音がストライクだった。タムなし3点セットでかっこいいドラムを叩くバンドはハズレがない。どちらかというとアルバム単位でなく、好きな曲がいくつか他のアルバムにも散らばっていたのでプレイリストにして聴いていたのだけど、一番再生回数が多かった"WARNING"が入っているアルバムをここには挙げる。(あとは"Ningen"とか好き)

10. Walking Wounded(Everything But the Girl

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エブリシング・バット・ザ・ガールはアコースティックなアルバム(Rollercoasterが入ってるAmplified Heartとか)しか聴いたことなかったのだけど、電子音主体のこちらにはまっていた。のちにこういうものをTrip-hopと呼ぶことを知り、他のミュージシャンも漁るようになった。ベス・オートンとか。