去年気づいたけど、iTunes(いまはMusicだっけ?)にREPLAYというプレイリストが勝手に作られていて、これはその年によく聴いた曲が入っている。基本的に音楽はアルバムで聴くので、アルバム単位で、再生回数が多い順に10個並べて記録した。2020年に再生回数が多かったという条件だけなので、2020年リリース以外のものももちろん入っていた。
1. It Is What It Is (Thundercat)
music.apple.com今年一番聴いた(らしい)アルバム。ThundercatはDrunkで知ったパターンだけど、今回のアルバムは前よりもスムーズで通して聴きやすかった。仕事中に何周も聴いていたと思うし、アルバムが発売されたとともにLPも買った。一番よく聴いた曲は「I Love Louis Cole」、次いで「Interstellar Love」、その他続く、という感じ。
2. Channel Orange (Frank Ocean)
music.apple.comずっと気に入ってるFrank Oceanのアルバムで、これはどちらかというと以前からずっと好きな特定の曲を、今年も引き続き何度も聴いたパターンだった。「Thinkin Bout You」と、「Super Rich Kids」。
3. "Four" & More (Miles Davis)
music.apple.com今年前半にJBL4312Aを購入したことが大きなきっかけとなって、以前よりもジャズをよく聴くようになった。その中でもこのMiles Davisのライブアルバムは、原曲のテンポからかけ離れた速いテンポで緊張感を持ちながら突き進む演奏となっていて、King Crimsonの「USA」を連想させるロックなアルバムだった。そのため、LPだけでなく車や仕事中にもストリーミング再生していた。
4. Notes On A Conditional Form (The 1975)
music.apple.com今年の前半最後あたりに発売されたアルバム。LPも予約して買ったけど、意識高い彼ららしく再生された段ボールのような素材のジャケットとなっていた(デザインも違う)。意識が高いので、一曲目のいつものThe 1975という導入曲は、グレタのスピーチが使われている。ひとつ前の「A Brief Inquiry into Online Relationships」が彼らの最高到達点なのではと思っていたけど、こちらのほうがさらに良かった。曲単位でいうと「Roadkill」が一番のお気に入り。
5. Live Vol. 1 (Parcels)
music.apple.comこれも今年発売のParcelsのライブアルバム。上に挙げたMiles Davisのライブとは違って、スタジオで大人しく録音されたものだけど、タイトめなリズムに、ギターのカッティングが気持ちよくてノリやすい。YouTubeにフルで映像もあるし、LPでも何回も聴いたので実は一番聴いた回数が多いかもしれない。
6. Apollo XXI (Steve Lacy)
music.apple.comThe InternetというR&Bバンドのギタリストのソロアルバム。アルバムとして流れで聴いたときに完成度はそこまで高くないと思うけど、「Playground」が良すぎて何回も聴いたお気に入り。普通にこの曲はターゲット(スーパー)にいてもかかっていたりしたので、一般的に人気があるようだ。
7. Things Fall Apart (The Roots)
music.apple.comThe Rootsの過去の名作。年齢的に自分も大人になってきて、メタルやハードロックのような速いテンポのテクニック重視のドラミングより、ゆったりした8ビートをいかにかっこよく叩くかという方面に興味をそそられるようになった。そこでJ DillaやD'Angeloの「Voodoo」を聴き込んで行った先にQuestloveいいなとなって、The Roots(の特にこのアルバム)を聴いていた。乾いたドラムの音が最高に気持ちが良い。
8. Labcabincalifornia (The Pharcyde)
music.apple.com上のThe Rootsと同じ流れで気に入ったThe Pharcydeのアルバム。「Runnin'」は以前もよく聴いたヒップホップの名作だけど、今年、アルバム通して何回も聴いてみても発見が多かった。特に一曲目「Bullshit」から「Runnin'」までの4曲は、なにかをしながら聴いていてもよく手が止まって聴き入っていた。
9. Changes (Neal Francis)
music.apple.com今まで挙げたものってアメリカの音楽の中でもブラック寄りなものばかりだったけど、この手のもう一方のアメリカ音楽もよく聴いた。カントリーな雰囲気も感じられるアメリカのロック。
10. folklore (Taylor Swift)
music.apple.com特にフォローしているわけではないTaylor Swiftが突然アルバムを配信していて聴いてみたら過去最高作だった。そもそもジャンルがこれまでのPopではないAlternativeだし、調べると自分が好きなThe NationalのAaron Dessnerがプロデューサーとのことで納得。全曲通してずっと聴けるのでLPもめちゃくちゃ探して買った。一曲選ぶなら「the last great american dynasty」。
一旦10個上から並べたのでここまでにしておいて、続きを別のところに分けた( 2020年よく聴いたTOP11-25アルバム (Apple Music調べ) - (旧)研究メモ )。 あと、これはあくまでストリーミングの再生回数のみを参考にしているので、LPだったりその他の手段でよく聴いたものも挙げたい。